2025/12/13 16:00
子どもの成長を残す方法は、今や無限にあります。
スマホを向ければ写真も動画も簡単に撮れるし、
クラウドには何万枚もの思い出が眠っている。
それでも私たちは、あえて「育児ノート」をつくりました。

理由は、とてもシンプルです。
写真や映像には写らない瞬間が、
育児にはあまりにも多いから。
たとえば、
寝かしつけのあとに一人で食べた冷めたごはんの味。
初めて「ママ」と呼ばれた日の、胸の奥がぎゅっとなる感じ。
何でもない一日なのに、なぜか涙が出そうになった夕方。
そういうものは、写真や動画では残せない。
でも、言葉なら残せる。
育児ノートは、
「子どものための記録」であると同時に、
自分自身の心の記録でもあります。
写真や動画で「出来事」は残せるけど、
ノートなら「気持ち」を残せる。
あとから見返したとき、
そこに書いてある一行が、
「あの頃の自分」を一瞬で
呼び戻してくれるはず。
忙しくて余裕がなかったこと。
必死だったこと。
それでも、ちゃんと愛していたこと。
育児ノートは、
未来の子どもに向けた手紙であり、
同時に、過去の自分へのエールでもあるのだと思います。
「ちゃんと書かなきゃ」と思う必要はありません。
毎日じゃなくていい。
きれいな文章じゃなくていい。
今日、印象に残ったひとこと。
笑ってしまった出来事。
しんどかった、の一言だけでもいい。
育児は、気づかないうちに流れていってしまう時間の連続。
だからこそ、
立ち止まり、感じて、言葉にする場所が必要だと思うのです。
ページをめくるたびに、
「これだけの瞬間を、
一緒に過ごしてきた」と思える記録を。
オンザムーブの育児ノートは、
完璧なママになるためのものではありません。
ただ、あなたの毎日を、
あなた自身が肯定できるようにするためのノートです。
思い出を書くことって、いいな。
そう思える時間を、このノートをきっかけに
持っていただければ、とても嬉しく思います。