一日が終わり、

家に帰って開いたバッグの中には、

今日という日のすべてが詰まっている。

レシート、ハンドクリーム、食べかけのお菓子、子どものプリント、
バタバタと過ぎた時間の名残たち…

そのまま寝てしまいたい夜もあるけれど、
ほんの数分だけ、バッグを整える時間をつくる。
それが、最近の私の「小さなメンテナンス」。

バッグを整えるのは、
明日の自分への優しさにもなる。

いらない紙を捨て、
お菓子の包みを取り出し、
ハンドクリームを ポケットの中に戻す。

たったそれだけなのに、
心まで軽くなるから不思議。

翌朝、バッグを持ち上げたときに感じる「軽さ」は、

荷物の重さではなく、心の余白の証だと思う。

整っているバッグは、
「今日も大丈夫、頑張れる」と
背中をそっと押してくれる。

on the move のバッグは、
動く時間を支えるものだけじゃなく、

立ち止まる時間を豊かにする道具でもありたい。

夜、バッグを整えることで、
今日と明日が穏やかにつながる。 動くことと、整えること。

この反復が、人生のリズムを作ってくれる。